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2011’11.20・Sun

カチンコなの

「ガチンコ」ではありません
(  ̄д ̄;)b


こんな感じのヤツ
カチンコ


先日、CMの撮影があり、今日はドラマの撮影がありました。

そこで「カチンコ」(ボールドやリーダーとも言われてます。何故だろ?業界語の不思議…)の
「鳴らし方」に違いが有る事に不意に気づきました。(思い出した?)


・・・・・

CMでは

監督さん⇒(*゜o゜)ノ「よおおおおぉぉぉぉ~い」・・・「カチン!」…「はい!」

でスタートします。
この際、助監督さんが「はい!」を待っていたら怒られていました。

監督さん⇒ヽ(`Д´#)ノ カッチーン!
「カチン!」が後だったら、スタートのタイミングをオマエが決めてることになるだろう!?

(助・_・;)すみません・・・


ドラマでは

監督さん⇒(*゜o゜)ノ「よおおおおぉぉぉぉ~い」・・・「はい!」…「カチン!」

なんですよね~。

・・・・・

さて?この違いは何処から出てきたのだろう?
元々がフィルム撮影ベースだったCMと、ビデオ撮影ベースだったドラマの違いなのだろうか?
(  ̄д ̄;)ゞ ポリポリ




元々の「カチンコ」って、何故必要だったのか?って所は判るんですがね。

フィルム全盛の頃、「無声映画」などが在った様に「活動写真」(映画)のフィルムには画像しか映りませんでした。
「活動写真」と言われる様に、一秒間に16~24枚の写真を連続撮影し、パラパラ漫画のように連続して映し出す(映写)することで、写真が動く事(活動写真)が可能になったのです。

では、音声はどうしているのか?と言うと、別の録音テープに音を録って、それをフィルムに併せていくようになっていきました。
(現在のビデオテープなども映像トラック、音声トラック、他が有りますが当時は無かった)

この「併せる」際に「目印」と成るのが(鳴るのが?)「カチンコ」でした。

カチンコの動きをフィルムで撮りつつ、その音を録る事で画と音の位置を合わせる事が可能と為ります。

他にも、カチンコにシーンNoやカットNo、テイクNoを記載することで、フィルム編集(ネガフィルムを切って貼って繋げていました)の際に、そのカチンコに付いているNoを見て並べていました。(だからリーダーとも言われるのかな?)
つまりは、初期段階の荒編集ではこの「カチンコの動き」からがフィルムの切り処となります。

フィルムは、その物も、現像するのにも、お金が掛かる為、出来るだけ無駄に回す(フィルムのドラムが回るところから、撮影開始を「回す」と言います。←業界用語)事は避けるのが必須でした。

何せ、一度撮ったフィルムはビデオテープのように使い回しが利きませんので。
(  ̄д ̄;)ゞ ポリポリ


・・・・・


ん???

てーことは???

ドラマチームの方が「カチンコ」の使い方としては、フィルムの撮影時に適していないか!?



ま・さ・か・・・








どちらが主導権を握っているのか!?

って言う、監督と助監督の「カチンコ 勝負!」だったって事なの~~!?




・・・

お後が宜しいよーで♪

ヾ(´▽`;)ゝ←(よいのか???)
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