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( ゜Д゜)ゞ やあやあ。お久しぶりです。

今回はBNCを使った同軸ケーブル(3C-FW)を作る場合のコツを書こうと思います。

まず、BNCと一言で言ってもケーブルの種類に合わせて多彩なコネクターが存在していますので、ケーブルに合わせた物を選び、適切な処置をすることが望まれます。

ケーブルとコネクターが合っていないと、クランプ部分で遊びが出来て断線しやすくなりますので、オススメできません。

さて、今回はカナレの3C-FWを使いますので、同じくカナレのBCP-H31Fと言うコネクターを使います。

3C-FWは芯線、絶縁体、二重シールド、被服から出来ています。→◎ こんなかんじw

BCP-H31Fの外側を外すと、下のような中身が出てきます。

さて、作っていきましょうか♪

被服挿入のギリは?

ケーブルを挿入すると、被服が矢印の所で止まる事が判ると思います。




被服ほか、切りポイント

そうすると、ケーブル中心の芯線を合わせた(黄色線)場合、被服の切り位置は赤線のポイントに成る事が解って頂けるかと思います。




被服を切ると・・・

実際に被服を剥ぐとこんな感じです。




シールド線をほぐすと・・・

そうしましたら、シールド線を剥いだ被服ギリギリまで丁寧に解(ほぐ)します。(千枚通しを使うと楽です)




シールド線をしごくと・・・

解したシールド線を2分割し、丁寧に扱(しご)きます。上下左右に揺する感じにすると上手くいきます。




シールド線を縒ると・・・

扱いたシールド線を縒(よ)っていきます。ななめ上に引っ張り上げながら縒るのがコツです。
こうすることにより、シールド線の強度も上がり断線しにくくなる上、修理する場合にシールドを外しやすくなります。
バラけたままで付けると、負荷が一本一本に掛かり弱くなる上、イザ外そうと言う時には各線が張り付き外しづらくなります。

このシールド線の処理が同軸ケーブル作りのキモと言っても過言ではありませんwww




絶縁体の切りポイント

ここまで出来たら、芯線に被る絶縁体を切ります。切りポイントは被服を最後まで挿入した(赤線)と想定した時、絶縁体が芯線のコンタクトにピッタリ当たる位置(黄色線)になります。




芯線挿入

これだとNG。 隙間が開いていると、芯線が折れやすくなりますので~・・・




芯線挿入完了

最後までキッチリ挿入します。(ピッタリ切ることが如何に重要か御分かり頂けますでしょうか?)

絶縁体がコンタクトに当たる事により、芯線が動かないように支えている訳です。




シールドを引き絞る

そうしましたら、シールド線を半田付けし固定します。
シールド線を万力で締め、出来るだけ矢印の方向に引き絞ります。こうする事でシールド線を出来るだけ外側に引っ張り、その張力でケーブルをBNCに固定する事が出来ます。(ココが一番のコツですね)
やや斜めに張っているのは狙いで、シールド線を縒る際に斜めに縒ったのはココで斜めに張って強度を増すためです。
斜めになっている事で半田を流し込む隙間を得る狙いもあります。




シールド半田付け1

半田を流し込みます。シールド線の半田付けには50Wの強い半田コテを使います。
モタモタしていると、熱が同軸ケーブルに伝わり、ケーブルの被服や絶縁体が溶けてしまうので、高温の半田コテで素早く処理します。
半田を流す際は半田が「流れる瞬間」を見極める必要があります。BNC本体に流れる瞬間を見切ったら、コテを外す感じです。
BNC本体に流れる前にコテを外すと、シールド線だけに流れた「イモ半田」状態になり、BNC本体にくっついてないので剥がれてしまいます。
この「流れる瞬間」を見極めるのが半田付けのコツと言えます。何度もやって慣れていくしかないかなあ?




シールド半田付け2

シールド線を両方固定出来たら、芯線を半田付けします。
芯線を先に半田付けしてしまうと、せっかくシールド線で固定しているのに芯線に負荷が掛かってしまうので芯線は最後に半田付けするのが良いです。
絶縁体がピッタリコンタクトに触れているのが最良な状態です。




半田付け完了

芯線を30Wくらいの先が細い半田コテで半田付けします。
半田付けが終わったら、余分なシールド線をニッパーで切り取り半田付けは終了です。

あとは外側を取り付けて締めると完成ですが、BNCは構造上外側を締め付けると勝手に矢印の所が閉まっていき、ケーブルがクランプされる構造になっています。
ケーブルに合わせたBNCを選ぶ理由がココに有りまして、合っていないBNCだと隙間が出来たりしてクランプ力が弱まってしまいます。
シールド線を半田付けする際にも被服を溶かしてしまうと被服が薄くなり同様にクランプ力が落ちます。
なので、シールドの半田付けは極力時間を掛けずに素早く行う必要が有るわけです。




熱伝導の関係性

「被服を溶かさない」コツとしまして、「万力の使用」が挙げられます。

半田コテを当てているシールド部位や半田そのものは高熱になっていますが、そこから伝わる熱の移動は熱伝導率から以下の様な関係が推測出来ます。

被服や絶縁体(耐熱素材) < シールドや半田(金属) = 万力(金属)

「万力の使用」により、被服が溶けるのを数秒遅らせられるのではないか?と、思われます。

実際にシールドを半田付けする時間は、およそ5秒くらいなので、数秒遅れるだけでも被服を溶かさない為の充分な時間的余裕が得られます。



以上で、BNCコネクターを使った同軸ケーブル作成のコツを終わりにしたいと思います。



( ゜Д゜)ゞ またのーーん♪
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