FC2ブログ
(´Д`)お久しぶりです

最近、NGになった同軸ケーブルから切り取ったBNCを復活させて使っています。

NGになっているBNCには特徴があります。全てのBNCにおいてシールドの施工が甘いと言う事です。

NGになっているBNCを見ると、大体同じ人物が作っているのが判ります。

過去記事「同軸ケーブル作りのコツなの」でも書いたように、同軸ケーブルはシールドの施工が一番重要です。


先日、先輩が調査していた(どこが切れているか不明な)同軸ケーブルを直しました。

結果から言うと、コネクターから1.2mくらいの所で芯線が折れていました。

同軸ケーブルのNGで比較的多いのは、この「芯線が折れる」という故障です。

大抵は無理な曲げを繰り返した事による金属疲労で折れる事が多いです。
(コネクター付近など)

たまに、今回の様にコネクターから遠い所で折れる事もあります。


・・・・・


何故ケーブルの途中で折れるのか?考察しました。

結論から申しますと、どの場合においても原因はシールド施工の不備によるものです。

過去記事ではシールドを半田付け(圧着でも理屈は同じですが)する際に、万力で引き絞り「遊び」を取ります。

この「遊び」を取らないと、コネクタ内で実は1㎜~1.5㎜程度シールドは動きます。

作った当初は、コネクタのクランプで被覆を抑えていて動きませんが、使っていくうちに被服が硬化、変形しクランプ力が低くなっていきます。
すると、BNCとケーブルの結合を支えているのはシールド線の固定のみに成って行ってしまいます。

この時、シールドの引き絞りをしていないとケーブルの両端で3㎜程度動くことに成ります。

この時、何が起こっているかと言うと・・・・・


〇BNCは両端の機器に接続されていて固定されています。

〇ケーブルのシールドには遊びが有り、3㎜動きます。

〇ケーブルの芯線はBNC内で半田付けされており固定されています。


すると、どうなるかと言うと・・・・・

シールドはケーブルの曲げなどに合わせて3㎜動くのに対し、芯線は固定されているので動けません。

芯線は、この3㎜分「引き伸ばされます」


芯線が金属とはいえ、引っ張られれば伸びます。一番伸ばされるのは、一番「曲げ」の力が掛かっている所です。

それが、コネクタの付近だったり、コネクタから1m前後の所に当たると推察しています。

引っ張られて細くなった金属に曲げの力が加わり、金属疲労が蓄積し・・・・・


「ポキン」


これが、私が考察した芯線折れのメカニズムです。

もちろん科学的に立証なんて出来ません。

ですが、今まで数多く同軸ケーブルを修理してきた経験から実感した「結論」とも言えるものです。

これを回避するには、シールドの遊びを極力無くすしか有りません。

事実、私が作成した同軸ケーブルは
未だにNGに成っていません!

(。+・`ω・´)b

シールドの施工が如何に重要か?改めて理解した今日この頃です。
スポンサーサイト



コメント(0) TOP
Categorie修理

 |TOPBack